TOP病院総合診療医の役割

病院総合診療医の役割

複雑化する医療に応える
病院総合診療医

高齢化の進行による患者の病状の複雑性・不確実性の高まり、また医療の専門分化や医師の偏在により、
従来の臓器別専門診療の組み合わせでは解決し切れない健康問題が増えてきています。
その中で、臓器・疾患横断的な急性期診療を行う「病院総合診療医」の役割が注目されています。

静岡県ってどんなところ?

私たちがいる静岡県は、富士山や駿河湾など豊かな自然に囲まれ、
年間を通して温暖な気候に恵まれた地域です。
首都圏や中京圏からのアクセスも良く、
自然と都市機能が共存する暮らしやすい環境が広がっています。

人口構造の変化

静岡県の人口は長く増加してきましたが、近年は減少傾向に転じています。また、高齢化の進行により、医療ニーズはより複雑で多様なものとなっています。特に伊豆半島や中山間地域では高齢化がより顕著で、全国平均を大きく上回る地域も出てきています。

静岡県は全国的に医師が少ない地域

そんな静岡県では、地域の医療を支える医師の確保が大きな課題となっています。静岡県の医師数は・・・

このように、病院医療を担う医師
の不足が目立っています。

県内の医師配置にも差が出ている状況

加えて、県内でも医師配置には偏在があり、賀茂・富士・中東遠の各医療圏は医師少数区域とされ、医療体制が比較的充実している浜松市や静岡市であっても医師少数スポットが存在します。
こうした状況のもと、すべての地域で臓器別専門医を十分にそろえた体制を構築することは容易ではありません。

高齢化による医療ニーズの変化

さらに、高齢化により、単一の臓器別専門診療だけでは十分に対応しにくい患者が増えていきます。

  • 原因がすぐには特定できない未分化な健康問題
  • 複数臓器にまたがる急性期複合病態や多疾患併存
  • 心不全や認知症などを含む下降期慢性疾患
  • 退院支援や在宅療養調整を含む心理社会的課題

この問題は静岡県に限らず、全国でも起きている状況です。
だからこそ今、「病院総合診療医」の力が必要とされています。

病院総合診療医の役割

病院総合診療医は、外来や救急などで、診断がまだ確定していない段階の患者を受け止めます。
全身を俯瞰しながら症状や検査結果を整理し、幅広い視点から診断を進めていきます。
原因が一つに特定できない症状や、複数の問題が絡み合うケースにおいても、診療の入り口として重要な役割を担います。

内科系のCommon diseaseを中心に、外来・救急から入院、退院後の外来まで、一連の急性期診療を主治医チームとして行います。
臓器別診療を単に組み合わせるのではなく、病状、生活背景や価値観を踏まえた目標設定や治療の優先順位判断を行い、患者の個別性に応じた最適な医療を提供します。

患者の病状や治療目標、方針に応じて、臓器別専門診療科を含む院内外の医療・介護・福祉従事者と連携し、適切な協働や引継ぎを行います。

病院総合診療医に
求められる力

限られた医療資源の中で地域医療を持続可能なものとするために

  • 内科・救急を中心としたcommonな急性症候・疾患に対する幅広い診療能力
  • 未分化・複雑な健康問題に対する診療能力
  • 臓器別専門診療科、多職種、院外の医療・介護・福祉と連携する能力
  • 病棟・外来・救急・必要に応じてクリニックや訪問診療といった多様な診療の場に対応する能力

私たち、しずおか総診
病院総合診療医コース
は、
こうした静岡県の医療ニーズに真正面から向き合い、静岡県や浜松市、浜松医科大学からの強力な支援を受け、

地域の急性期医療を
支えられる
病院総合診療医

を育成しています。

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