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MessagefromSFM静岡家庭医養成協議会静岡家庭医養成プログラム(SFM)

垣根を越えて、国境を越えて、家庭医療による社会貢献の実現を目指して、プログラムの最適化と医療モデルの展開を目指しています。

静岡家庭医養成協議会 浜松医科大学附属病院 ミシガン大学医学部家庭医療科

様々な成分が含まれるお茶のように、数々の団体・プロフェッショナルによる質の高い家庭医養成を行っています。

静岡家庭医養成プログラム(SFM)は、静岡県中東遠地域の5市1町(磐田市、菊川市、森町、御前崎市、掛川市、袋井市)からなる静岡家庭医養成協議会と浜松医科大学との連携のもとに運営され、家庭医療の先進国である米国のミシガン大学医学部家庭医療学教室とも連携しています。

静岡家庭医養成協議会

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静岡家庭養成協議会会長 森町長

太田康雄

静岡発、世界基準の家庭医養成を、
磐田市・菊川市・森町・御前崎市・掛川市・袋井市から。

磐田市、菊川市、森町の2市1町は、平成22年4月から静岡家庭医養成プロジェクトを立ち上げ家庭医養成の第一歩を踏み出しました。その後、平成27年4月から御前崎市が加わり現在に至っております。

当地域で家庭医の養成を始めるきっかけは、医師不足をはじめとする地域医療を取り巻く厳しい環境にありました。

当プロジェクトは、世界基準の家庭医を養成することを目標としており、目標を実現するために各自治体病院と各クリニックで充実した研修を行っています。また、平成30年度から浜松医科大学を基幹施設とした総合診療専門研修プログラムも始まり充実した研修体制も整備され、多くの優秀な家庭医、総合診療医が育つことを期待しています。

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幹事病院
公立森町病院 病院長

中村 昌樹

地域医療に必要な
総合診療医の育成を目指して。

医療の進歩の結果平均寿命は延び、いまや人生100年時代を迎えています。そんな時代に求められるのは、人生を最期まで支える医療です。人は誰でも誕生から死に向かうまでに、様々な困難を乗り越えていかなければなりません。特に病気やけがは、人々にとってそれまでの生活が継続できなくなる可能性のある重大な問題です。そのような問題に直面した時に、支えとなり得るのが医療です。発達段階や生活環境によって人々の直面する問題は様々です。そんな多様な問題に対応できる医師を養成しようというのが、私たちのプログラムです。病気やけがと闘うには、時に専門性の高い医療を必要とします。しかしながら、重症化してからの医療は多くの医療資源を必要とすると同時に、患者にとっては何らかの生活上の制限が生じ得ます。したがって、予防を含めた日常的な健康管理こそが、生活者を支える医療の中心となります。正しく地域に医療を浸透させ、必要な時は専門的医療につなぎ、また生活の場に復帰するための支援と、生活の場での受け皿になる医療こそがこれからの時代に求められます。中東遠地域では、高度急性期医療を支える2つの公立病院と、生活圏の医療を支える3つの公立病院が連携して研修の場を提供しています。2次医療圏を構成する6つの市町が互いに連携していることがこの地域の特徴です。プログラム開始後12年経過し、研修終了後の医師たちは様々な場で活躍しています。次の時代の担い手となる多くの医師たちが、この地域で私たちの仲間に加わってくれることを期待しています。

浜松医科大学

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プログラム責任者

井上 真智子

今こそ、家庭医療による社会貢献へ

静岡家庭医養成プログラム(SFM)は、静岡県中東遠地域の5市1町(磐田市、菊川市、森町、御前崎市、掛川市、袋井市)からなる静岡家庭医養成協議会と浜松医科大学との連携のもとに運営され、平成22年度より後期研修医やフェローを育成してきました。 SFMではプログラム開始当初より、「子宮の中から天国まで」をキャッチフレーズとし、家族ぐるみのかかりつけ医として全科診療を提供すると同時に、ヘルスメンテナンスや健康増進を常に視野に入れた診療を心がけています。また、グループ診療による効率的および効果的な共同学習と、チーム医療による患者ケアの質改善を目指し、さらには、日常の診療疑問を探求するリサーチマインドの育成も積極的に行っています。

静岡県中東遠地域は、慢性的な医師不足による地域総合病院専門医の疲弊と高齢化社会への適応が問題となっており、入院管理、救急医療、在宅医療、緩和医療に加え、地域資源や行政を含めた他職種協働におけるリーダーシップを発揮できる家庭医・総合診療医が必要とされています。また、新規産婦人科医師数の持続的な減少も問題とされており、少子化社会に対する周産期医療の維持のために、家庭医・総合診療医の周産期医療への参画も期待されています。 そのため、SFMでは産婦人科、整形外科、緩和医療科、外科での研修を必須とし、プライマリ・ケアでよく遭遇する他領域の研修も行えるよう十分な選択期間を設けています。修得した知識・技能を次第に統合していき、最終的には様々な地域や社会のニーズに柔軟に適応できることを目標とした研修カリキュラムを構築しています。同時に、他職種との関わりを通して自己省察を深めることで、より効果的なチーム医療の提供を社会に還元できることを重視しています。SFMでは特に、高齢者医療、在宅緩和ケア、終末期における意思決定、女性医学が充実していますが、現在は浜松医科大学遺伝診療部、臨床心理士、薬剤師とのプライマリ・ケアにおける連携など新たな取り組みも出てきています。

SFMでは研修環境や教育方法の改善を常に意識しています。SFMの特徴の一つである外来診療のプリセプティングでは、教育担当の指導医が常在し、専攻医の症例について、家庭医療の様々なコンセプトやツールを利用しながらディスカッションを行います。その他、外来診療の振り返り、週1回のグランド・ラウンドでの外部講師による特別講演、浜松医科大学とミシガン大学家庭医療科による研究・プロジェクトへのサポート、定期的なメンタリング、他職種カンファレンスなど、教育体制が充実しています。初期臨床研修医や浜松医科大学医学部生も積極的に研修・実習に関わっており、教育と自己学習の活気に溢れています。

静岡県中東遠地域は、温暖な気候、温厚な住民気質、数多くの歴史的名所や温泉、新鮮で美味しい食材など、働いていて非常に楽しい環境です。地域のニーズに応えるべく高齢者医療・在宅医療・女性医学を含む全科診療の追求、研究・プロジェクトや医学教育の発展、公衆衛生の実践など、さらなるprofessional developmentを目指している方は是非お越しください。SFMスタッフ一同心よりお待ちしております。

ミシガン大学との連携

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ミシガン大学医学部家庭医療科教授

マイク・フェターズ

地域医療に必要な
総合診療医の育成を目指して。

Greetings from the University of Michigan.
The University of Michigan Department of Family Medicine is pleased to collaborate with the Shizuoka Family Medicine Program.

UM Faculty worked closely with our collaborators in Japan in each step of the program planning. Through the support of a 4-year Shizuoka Prefectural Government Grant, University of Michigan faculty will come to teach in Japan through didactic and precepting during clinical care for 6 two-week periods per year.

Each year, six Shizuoka Family Medicine Program physicians will come to UM to see the reality of family medicine during patient care, and to learn through didactics and standardized patients (interpreter included!).

Research collaborations have already begun. I think the Shizuoka Family Medicine Program is an ideal place to develop, learn and practice family medicine, and that you will too.
I look forward to seeing you there!

Mike Fetters, MD, MPH, MA
Professor,Department of Family Medicine
Director, Japanese Family Health Program Dept. Family Medicine
University of Michigan Health System

ミシガン大学からご挨拶申し上げます。
私どもミシガン大学医学部家庭医療科では、静岡家庭医養成プログラムに協力できることを大変喜ばしく思っております。

ミシガン大学教員は、プログラム計画の各段階で、日本側スタッフと密に連携を取りあってきました。当プログラムでは、静岡県からの四年間の補助を受け、ミシガン大学教員が、年6回来日し、それぞれ2週間ずつ、臨床診療教育とプリセプティングにあたります。また、静岡家庭医養成プログラムの医師が毎年6名、ミシガン大学を訪れ、家庭医療の現場に身を置き、臨床教育や模擬患者教育(通訳がつきます!)を受ける予定です。

共同研究活動はすでに始まっています。私は、静岡家庭医養成プログラムが、家庭医療を学び、実践し、発展させるのに理想的な場であると考えます。貴方にもそう思っていただけると確信しております。

静岡でお会いできるのを楽しみにしています!

静岡家庭医養成協議会について

協議会概要

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静岡家庭医養成協議会10年のあゆみ

2009.11

  • 磐田市・菊川市・森町家庭医研修準備委員会を設置

2010.1

  • 厚生労働省が静岡県に地域医療再生臨時特例交付金を交付決定、当家庭医養成事業が事業採択される

2010.4

  • 磐田市・菊川市・森町家庭医養成連絡協議会が設立
  • 静岡家庭医養成プログラムが一般社団法人日本プライマリ・ケア連合学会家庭医療専門研修プログラムとして認定される。※研修期間3年
  • 指導医3人、後期研修医第1期生4人でプログラムがスタート

2011.8

  • 菊川市家庭医療センターが開院

2011.12

  • 森町家庭医療クリニックが開院

2012.6

  • 寄附講座 浜松医科大学産婦人科家庭医療学講座を開設

2012

  • 菊川市家庭医療センター、森町家庭医療クリニックで訪問診療を開始

2013.3

  • 1期生3人が研修修了、同年8月に家庭医療専門医となる

2013.10

  • 静岡県が寄附講座 浜松医科大学地域家庭医療学講座を開設

2014.4

  • 御前崎市が加入 磐田市・菊川市・森町家庭医養成連絡協議会の名称を静岡家庭医養成協議会に変更

2017.4

  • 静岡家庭医養成プログラムが一般社団法人日本プライマリ・ケア連合学会家庭医療専門研修プログラムver.2として認定される
  • 研修期間を4年に変更
  • 新専門医制度の開始に伴い、静岡家庭医養成プログラムを、浜松医科大学を基幹施設とする「浜松医科大学医学部附属病院総合診療専門研修プログラム」に再編、連携施設 が17箇所となる。一般社団法人日本専門医機構から総合診療専門研修プログラムとして認定される

2017.11

  • 御前崎市家庭医療センターしろわクリニックが開院

2018.4

  • 「浜松医科大学医学部附属病院総合診療専門研修プログラム」が2人の専攻医を採用し 新専門医制度がスタート

2019.12

  • 一般社団法人日本プライマリ・ケア連合学会から浜松医科大学医学部附属病院総合 診療専門研修プログラムが新家庭医療専門研修プログラムに認定される

2020.3

  • 静岡家庭医養成協議会設立10周年を迎える

2022.4

  • 掛川市・袋井市が加入
    中東遠地域からなる5市1町となる

2022.3

  • 修了生が23名となる

2023.3

  • 修了生が27名となる

より濃く、より深く、
味わい深い養成プログラムに
ますます進化しています

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